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大久保洋吉厩舎の厚い友情は今も。
吉田豊と高橋師が狙うクラシック。 

text by

平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2020/01/24 19:00

大久保洋吉厩舎の厚い友情は今も。吉田豊と高橋師が狙うクラシック。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

クリスタルブラックは北海道新冠町の大狩部牧場の生産。同牧場からは初の重賞ウイナーとなった。

開業後初となる重賞優勝。

 吉田豊騎手が怪我から復帰した後、初めて高橋文厩舎の馬で勝利したのが先述したクリスタルブラックでの新馬戦だった。

 更にこの1月18日にはアイスナインでこのコンビは再び1着。そして、その翌日の京成杯は先に記した通り、クリスタルブラックで穴をあけ優勝。これは吉田豊騎手にとっては復帰後初となる重賞制覇であり、高橋文調教師にとっては開業後初の重賞優勝となったのである。

「初戦は普通だったけど、2戦目という事で馬のテンションが異常に上がり、イレ込んでしまいました。今度は高橋先生とじっくり話し合ってそういう面にも対処しながら皐月賞やダービーといった路線へ向かわせたいです」

 吉田豊騎手はそう語った。かつて同じ釜の飯を食った2人が再びタッグを組み、今年のクラシック戦線に名乗りを挙げる。今後が楽しみとなる今回の京成杯の優勝劇であった。

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