五輪メンバー入りへ、崖っぷち。

　また失点場面についてはこう語っている。

「失礼な言い方かもしれないけど、すごくいい教訓になったというか、こんなことは絶対にやってはいけないと思うし、これからサッカー選手としてやっていく以上、DFとしてやっていく以上、こんなことは絶対にやってはいけない。次の試合からより集中して入らないといけないと感じています」

　今大会は東京五輪に向けた生き残りをかけた戦いでもある。厳しい言い方をすれば、その中で今回のようなミスを犯しているようでは本番の切符を掴むことは容易ではないだろう。五輪のメンバー入りへ向け、崖っぷちに立たされたことを理解する必要がある。

　もう一度、ここから這い上がれるか。それは残りの試合にかかっている。

「絶対に勝っていかないといけないという思いをどれだけピッチで表現できるかが大事になる」

　このままでは終われない。

　その思いを胸に、岡崎は次なる戦いに照準を合わせていく。