ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
ライガーが佐野直喜にこだわる意味。
「死ぬぞ」とも言われた本気の抗争。
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph byEssei Hara
posted2019/12/11 19:00
ライガーが引退試合の相手として希望した佐野直喜。あえて当時のリングネームでリングに上がる。
「佐野直喜」としてリングへ。
その佐野を引退試合の相手のひとりとして希望したことから、最後は若手時代のようにムキになってがむしゃらに闘い、レスラー人生を完全燃焼して終えたいという、ライガーの思いが感じられる。
現在、佐野は「佐野巧真」というリングネームを使用しているが、このライガー引退試合だけは、本名でありライガーと抗争していた当時のリングネームである「佐野直喜」としてリングに上がる。これはライガーたっての希望だという。
ライガーは、「佐野直喜」と闘うことで、獣神サンダー・ライガーとしてだけでなく、「獣神ライガー」「山田恵一」時代のギラギラしたがむしゃらファイトを、最後に再び見せようとしている。