Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
<最強の3王者トークバトル>
長谷川穂積×内山高志×山中慎介「あのKOが凄かった!」
posted2019/11/20 07:00
左から山中慎介、長谷川穂積、内山高志。
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Takuya Sugiyama
時代をつくった名チャンプたちだ。
長谷川穂積、内山高志、山中慎介、世界王座の防衛回数は3人合わせて33度。しかし彼らは“ただ勝ってきた”わけではない。人の心をふるわせ、猛者どもをその拳でブッ倒してきた。
長谷川は目にも止まらぬ速射砲で、内山は一撃必倒の剛腕で、山中は圧倒的な“神の左”で。まるで競い合うようにボクシングファンを酔わせてきた。
同じ時代を生きる3者が顔を合わせてのトークバトルは初めてだとか。年齢は内山が最年長、世界チャンピオンとしては長谷川が大先輩、防衛記録では山中が3人のなかで一番多い12度……誰が勝つか分からない真っ向勝負で相まみえる「最強KO鼎談」。ついに開始のゴングが鳴り響く――。
山中 長谷川さんがウィラポン(・ナコンルアンプロモーション)に勝って世界チャンピオンになったのが2005年4月ですか。僕は専修大学を卒業したばかりで、部屋で食い入るように見ていて、勝って興奮した記憶がありますね。
内山 自分もまだデビューする前。長谷川くんがウィラポン戦の前にワタナベジムの先輩の鳥海(純)さんと戦ったでしょ? あの試合を生で観戦していて興味があった。強いウィラポンを相手にどう戦うんだろうって思いながら見ていたような気がする。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 5789文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
