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甲本ヒロト×安美錦
土俵の上に「情熱の薔薇」を。

posted2019/09/17 18:00

 
甲本ヒロト×安美錦土俵の上に「情熱の薔薇」を。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

初めての相撲部屋訪問に、甲本ヒロトさんも大喜び。感激するも興味津々の甲本さんに、目を細める安美錦関だった。

text by

佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

PROFILE

photograph by

Takuya Sugiyama

2017年に『Number PLUS』誌上で掲載された対談記事を、今年7月場所にて
安美錦関が引退されたことを節目とし、特別にNumberWebで再配信いたします。
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現役関取最年長の“曲者”安美錦と、国技館にも足を運ぶという
相撲好きとして知られるミュージシャン・甲本ヒロトが初顔合わせ。
それぞれの世界でキャリアを重ね、現在も第一線で活躍する2人が、
自らの経験をざっくばらんに語り合い、若い後輩たちへエールを送る。

――おふたりは今日が初顔合わせということですが、まずは甲本さんが大相撲を好きになったきっかけをお聞かせください。

甲本「僕らの親や祖父母の世代は、本場所が行われている夕方の時間帯に、必ず家のテレビに大相撲中継が映っていました。必然的に幼い頃から大相撲を見る機会が多かった。仕事を始めて忙しくなってからは『大相撲ダイジェスト』を見る程度になっていたんですが、あるとき、知人に誘われ、両国に行こうということになりまして。実際に足を運んでみたら、国技館独特の雰囲気に心奪われてしまった。大相撲を生で観戦した時の素晴らしさは言わずもがなですが、その世界観に終始圧倒されました。ピンと背筋が伸びるんだけどリラックスもできる。いい意味で心が矯正される印象を受けました」

安美錦「それは嬉しいですね」

甲本「当時から安美錦関にぞっこんでしたよ。今日は何をするのか分からないなと、ワクワクさせてくれるような相撲を取っていたので。休場されると、安美錦関が1人いないだけでこんなにさみしくなっちゃうんだなって思うくらい。本当に相撲界になくてはならない存在です」

――初場所もご覧になりましたか?

甲本「ツアーと重なり国技館には行けませんでしたが、小さなテレビを持ち歩いていて、毎日楽屋やホテルの部屋で、録画したものを何時間もずっと見ていました。夜のダイジェストでは駄目なんです」

安美錦「ありがたいですね」

甲本「ファンの方も僕が相撲好きなことを知っていて、ライブ中に『アミちゃん、今日勝ったよ!』って言われるんですよ。そういう時は、『公共の場所でスポーツの話はするな。お客さんの中には、「今日はクロマニヨンズのライブだから相撲中継は録画して後で見よう!」と楽しみにしているやつがいるんだぞ』って。まあ、それは自分のことなんだけど(笑)」

【次ページ】 安美錦「まだまだ辞められませんね」

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