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武藤敬司56歳、どう生涯現役を貫く?
挑戦し続ける“サイボーグ化”した体。 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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photograph byEssei Hara

posted2019/09/03 19:00

武藤敬司56歳、どう生涯現役を貫く?挑戦し続ける“サイボーグ化”した体。<Number Web> photograph by Essei Hara

同期や後輩の多くが現役引退をする中で、「生涯現役」という看板を掲げて輝き続ける武藤敬司の存在は異色だ。

馳はすでに引退、ライガーも来年1月……。

 武藤は9月8日に全日本プロレスの金沢大会、そして16日にノアの大阪大会と、武藤自身を試すような間隔で異なる団体のリングに上がる。

 金沢で武藤はウルティモ・ドラゴンとX(後に馳浩と発表された)と組み、黒潮“イケメン”二郎、野村直矢、秋山準と対戦、大阪では清宮海斗と秋山準と組むが、その対戦相手は発表されていない。

 8月30日の後楽園ホールでのマスターズで武藤は馳浩、獣神サンダー・ライガーと組んで、中西学、西村修、永田裕志と戦った。セコンドには珍しいエル・サムライの姿もあって、いわば新日本プロレスの同窓会だった。

 馳はすでに引退している。ライガーは来年1月に引退する。

「おそらくマスターズと今日の試合は全然違う形なんですよ。そこもオレにはプラスになっているし、ノアも情報のない人との試合だったり、全日本もそうだよ。オレの35周年を出発点として、この連戦を乗り切れたらまた自信になります」

 そう語る武藤敬司56歳の眼は若者のようにランランと輝いていた。

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