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「調子が悪い」のに打率4割超え!
大谷翔平が見据える究極の打撃論。
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byKYODO
posted2019/08/25 08:00
11試合連続安打をマークした大谷。8月22日時点で打率.306、16本塁打、54打点。
ストライクゾーンは本塁打ゾーン?
だが、大谷はそんなことは百も承知だ。独特の感覚で打開に向き合っている。
「基本的にストライクゾーンは打てるゾーンだと思っているので。四隅に来てもしっかり強いスイングが出来るのがストライクゾーンだと思っているので。まぁ、(ボールとの)距離がとれるのがストライクゾーンかなとは思っています。ストライクゾーンに来たボールをしっかり振れるのが単純ですけど一番いいんじゃなかいと思っています」
打撃へのアプローチも真似ができないのが大谷翔平のようだ。
近い将来、距離がとれない窮屈なスイングでも打球はフェンスを越えていくだろう。ストライクゾーンはみんな本塁打ゾーン。そんな桁外れの打撃が大谷には当たり前になるのかもしれない。
二刀流同様、まるで漫画の世界のように。