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岡崎慎司、33歳のスペイン初挑戦。
「断る理由がない」ロマンと冒険欲。 

text by

寺野典子

寺野典子Noriko Terano

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photograph byAgencia EFE/AFLO

posted2019/08/02 11:50

岡崎慎司、33歳のスペイン初挑戦。「断る理由がない」ロマンと冒険欲。<Number Web> photograph by Agencia EFE/AFLO

スペイン、マラガに加入が決定した岡崎慎司。欧州で3カ国目の挑戦となる。

1年契約で昇格に貢献できるか。

 マラガとの契約は1年。スペインの古豪は2017-2018シーズンに2部降格を味わい、昨季は3位で昇格を逃している。財政問題などがささやかれているが、岡崎は「昇格できる力のあるチーム」と会見で話した。

 1部昇格を果たし、そこに岡崎が貢献すれば、契約延長を勝ちとれる可能性は高い。逆に言えば、大した仕事ができなければ、次の移籍はさらに困難なものになるだろう。

 でもそういうギリギリの、後のない立場だからこそ、過去にない体験ができる。新たな挑戦に対して、岡崎は意気揚々と立ち向かっていく。

 欧州の舞台に挑戦し、誰もが認めるステップアップを遂げる時期は、もしかしたら終わったのかもしれない。それでも岡崎自身が向上心を抱いている限り、彼の挑戦は前進であり、向上と言えるだろう。マラガでの岡崎は、欧州で戦う日本人選手の新たな生き方を示す1ページになる。

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岡崎慎司
マラガ

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