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藤田菜七子が世界の舞台で戴冠。
その笑顔を、次は日本で見たい。 

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2019/07/04 08:00

藤田菜七子が世界の舞台で戴冠。その笑顔を、次は日本で見たい。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

勝負の第5レースで総合優勝を決め、藤田菜七子騎手から白い歯がこぼれた。

「日本での経験を生かせた」

「凄く嬉しいです。日本で沢山乗せていただけて、そういった経験を生かせたと思います。師匠の根本(康広)調教師を始めとした関係者の皆さんのおかげです」

 イベントそのものの勝因についてはそう語り、スウェーデン遠征は幕を閉じた。

 さて、帰りの飛行機の搭乗口に並ぶ間、改めて祝福をすると、彼女はホッとした表情で次のように言った。

「もちろん勝ちたかったし、勝つつもりで乗ってはいたけど、競馬がそんなに甘くない事も当然分かっていたので、正直、実際に勝てるかは『?』という気持ちもありました。それだけに本当に勝てた事は嬉しかったです」

 競馬はひと握りの勝者とその他大勢の敗者に分かれるスポーツである。言い方を変えれば負けるのが当たり前の競技なのだ。だからこそ、勝つ事は価値があるし、喜びは大きくなる。

 世界中で、そしてもちろん日本でも、今回のように彼女の喜ぶ姿がまた見られる事を願いたい。

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