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<制御不能な男の本心>
内藤哲也「“トランキーロ”に秘められた決意」
posted2019/07/04 07:00
text by
岡本佑介(東京スポーツ)Yusuke Okamoto
photograph by
Hitori Tanaka
【プロレス総選挙THE FINAL 第2位】
一昨年、昨年とファンの圧倒的支持を集めて連覇した制御不能な人気を誇る男が、最後の総選挙でまさかのトップ陥落。その結末を「いいエンディング」と表現した内藤が語ったのは、「6大ドームツアー」「IWGPヘビー級&IWGP ICの2冠」という2つの“史上初”の野望と、フル出場にこだわる真意、それと背中合わせの、自身のコンディションについてだった。(Number981号掲載)
一昨年、昨年とファンの圧倒的支持を集めて連覇した制御不能な人気を誇る男が、最後の総選挙でまさかのトップ陥落。その結末を「いいエンディング」と表現した内藤が語ったのは、「6大ドームツアー」「IWGPヘビー級&IWGP ICの2冠」という2つの“史上初”の野望と、フル出場にこだわる真意、それと背中合わせの、自身のコンディションについてだった。(Number981号掲載)
内藤哲也の敗戦の弁には、不敵な笑みが混ざっていた。
「そりゃ今年も1位を取りたかったですし、表紙になりたかったですし、その悔しさはもちろんありますよ。おそらく全選手、投票の経過は気になっていたはずで、僕もチェックしてました。3連覇したかったけど最後に逆転されて……まあこれは棚橋選手的にも、新日本プロレス的にも、Numberの皆様的にもいいエンディングを迎えられたんじゃないでしょうか。3連続で表紙はさすがに勘弁してくれよって、みんなどこかで思ってたんじゃないですか?」