Number ExBACK NUMBER
僅差で“逸材”棚橋弘至が大逆転!
Numberプロレス総選挙、最後の王者。
posted2019/06/27 17:30
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
L: Satoshi Minakawa /R: Masaru Tatsuki
4月27日から5月28日までの約1カ月の投票期間、「現役最高のレスラー」は誰かを巡り投票を受け付けた「Numberプロレス総選挙THE FINAL」。
今回はTHE FINAL=最後の総選挙として、「最後の王者」を決めるより一層の熱い闘いが繰り広げられた。
投票締切5日前(5月23日昼)集計の最終中間報告で首位に立ったのはやはりこの男、2017・2018年の総選挙連覇を誇る内藤哲也(新日本プロレス)だった。今回の総選挙の中間報告でも初回報告から最終報告まで常に1位を独走する圧倒的強さで、3連覇に王手をかける。
その背中を猛追したのが、“100年に一人の逸材”棚橋弘至(新日本プロレス)だ。一昨年、昨年ともに内藤に破れ2位だった雪辱を果たすべく、投票開始5日目の初回速報の4位から、13日目に3位、18日目以降は2位へと着実に順位を上げ、最終中間報告では内藤に965ポイント差まで迫っていた。
1日前まで、1位は内藤だった。
昨年の総選挙でもデッドヒートを繰り広げた2人が今回も激しいバトルを見せる展開となるなか、最終中間報告で3万5000人ほどだった投票者数は、残り5日間の投票期間でさらに急激な伸びを見せる。締切時点での総投票者数は5万5222人に達した。
そしてその結果、最後の総選挙で王者となったのは――「棚橋弘至」だった。
2位の内藤とのポイント差は610ポイントと、僅差の大逆転勝利。さらに明かしてしまうと、投票締切1日前の5月27日夜に編集部が独自に行った集計で1位に立っていたのは内藤だった。最後の1日、まさにカウント2.9で、棚橋が王座を手中におさめたのだ。
棚橋の第1位は、2015年にNumber本誌で行った初のプロレス総選挙(新日本プロレス所属選手のみを対象に実施)以来4年ぶり。偶然にも、ともにNumber本誌で実施した最初と最後の総選挙号の表紙を、棚橋が独占する結果となった(その間の2017・2018年プロレス総選挙号は別冊ムックであるNumberPLUSで刊行)。