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自信を得て、怖さも学んだ森保J。
福西崇史が指摘する「コパの教訓」。 

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福西崇史

福西崇史Takashi Fukunishi

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posted2019/06/25 17:30

自信を得て、怖さも学んだ森保J。福西崇史が指摘する「コパの教訓」。<Number Web> photograph by Getty Images

2分1敗でコパ・アメリカを終えた日本。前線の連動性など、ポジティブな要素も多かった。

この大会の収穫は三好と久保。

 南米との差、自分の足りないところを痛感させられるとともに「十分やれる」という感触を得た選手も多いはずです。

 この3試合で大きく成長を見せた選手、と言われたら……三好です。

 ウルグアイ戦の2ゴールが印象的だったとともに、エクアドル戦もボールを引き出そうと積極的に動いていたし、相手の読みを外す冷静な判断もできていました。

 また久保に関しては、大会前「A代表でどれだけできるのか」という風に見られている中で「やっぱりこれくらいはできるのか」と証明してくれたと思います。さっきも話した通り、エクアドル戦でも決定機を作るパスを7本も通しましたからね。

 優勝候補のウルグアイに引き分けたとはいえ、2分1敗と勝利を手にできず終わったのも事実。特に若い選手はすごく悔しい思いをしたでしょう。

 東京オリンピックやカタールW杯など、代表での戦いは続きます。コパ・アメリカの3試合をチーム、個人としても教訓にしてほしいですね。

(構成/茂野聡士)

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