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ハビエル・フェルナンデスの新たな旅。
フラメンコと「ユヅルの目力」の関係。 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2019/06/18 17:00

ハビエル・フェルナンデスの新たな旅。フラメンコと「ユヅルの目力」の関係。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

幕張公演でのフェルナンデス(右)とナハーロ。「フラメンコ・オン・アイス」はさらに進化し2020年に本公演を予定している。

日本人に伝えたいスペイン語は?

――演歌のこぶしと、フラメンコのビブラートに共通するものを感じるということですね。

ナハーロ そう、似てますよね。良い切り口になると思います。良い音楽が生まれてきそうじゃない? 

フェルナンデス 人生はすべてが経験。まずは、やってみる事からだよね。もしスペインと日本文化との融合に挑戦するというなら、僕もやりますよ。

――では最後に、おふたりが日本人に伝えたいスペイン語を1つ。

ナハーロ pasion(情熱)。

フェルナンデス 紛れもなく“passion”だね!

――ありがとうございました。さらなる「フラメンコ・オン・アイス」の探求を楽しみにしています。

(協力:インスティトゥト・セルバンテス東京)

ハビエル・フェルナンデスJavier Fernandez

1991年4月15日、スペイン・マドリード生まれ。6歳でスケートを始める。冬季オリンピックでは'10年バンクーバー、'14年ソチ、'18年平昌の3大会に出場し、平昌オリンピックで銅メダルを獲得。グランプリファイナルでは'11年3位、'14年・'15年2位に輝く。'15、'16年には世界選手権を連覇。今年1月の欧州選手権で7連覇(2013~2019年)を達成し現役を引退した。

アントニオ・ナハーロAntonio Najarro

1975年11月22日、スペイン・マドリード生まれ。'97年にスペイン国立バレエ団入団。アイーダ・ゴメス芸術監督のもと、プリンシパル・ダンサーとして 「La vida Breve」「ポエタ」などに出演。02年にアントニオ・ナハーロ舞踊団を結成。'11年4月、スペイン国立バレエ団芸術監督に就任。同年9月に現役を引退し、以降は監督と振付に専念する。フィギュアスケートの振付も、02 年ソルトレイク五輪アイスダンス金メダリストのマリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーゼラ組(フランス)や、ステファン・ランビエルの「ポエタ」、ハビエル・フェルナンデスの「マラゲーニャ」など数多く手がけている

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