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花巻東対決ならず全米もガックリ。
菊池雄星vs.大谷翔平は実現するか。
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byKyodo News
posted2019/06/03 17:30
花巻東高校出身の先輩・菊池雄星と後輩・大谷翔平。2人の対決には、日本のみならず米国メディアも注目している。
今週も直接対決があるが……。
オースマス監督は大谷に休養を与えた理由をきちんと説明した。
「左投手たちとの数字、その他いくつかの数字を見て、大谷の休養はここ(菊池登板)が良い日だろうと考えた」
対戦は持ち越し。それでも、この時点では救いもあった。
6月7日から9日(日本時間8日から10日)にエンゼルスタジアムに場所を移しての3連戦がすぐに控えていたからである。
ところが、状況は一転した。今度はマリナーズのサービス監督が動いた。
5月25日のアスレチックス戦で4回途中5失点、30日のエンゼルス戦でも4回途中6失点。2試合連続ノックアウトが続いた菊池に対し、指揮官は「精神的、肉体的に充電が必要と判断した」と説明し、当面のローテーションから菊池を外すことを発表した。さらには復帰登板日は「決まっていない」と言った。
日本人同窓対決。
'07年6月16日の桑田真澄(パイレーツ)vs.松井稼頭央(ロッキーズ)のPL学園対決以来となる高校の先輩・後輩対決。ふたりの花巻東対決は、ロサンゼルスで実現するのか。
“肩すかし”のあとは“お預け”。こんな状況が続くのは勘弁してほしい。