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「無敗のオークス馬」は過去4頭だけ。
絶好枠13番のラヴズオンリーユーは? 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2019/05/18 09:00

「無敗のオークス馬」は過去4頭だけ。絶好枠13番のラヴズオンリーユーは?<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

ラヴズオンリーユーの過去3戦はすべて関西。初の東京遠征がGI、史上5頭目の快挙はなるか。

オークスの7枠13番は絶好枠。

 カワカミプリンセス以来の「無敗のオークス馬」を目指すラヴズオンリーユーも、全兄のラングレー、リアルスティール('16年ドバイターフ優勝)を矢作調教師が管理した、厩舎ゆかりの血統だ。鞍上のミルコ・デムーロも、リアルスティールで'16年の天皇賞・秋で2着となり、'17年の毎日王冠を勝つなど、この血統に縁がある。

 前走3馬身差で快勝した忘れな草賞は、「残念桜花賞」と呼ばれる一方で、'84年の創設以降、勝ち馬のうち4頭がオークス馬になっている「出世レース」でもある。

 13年ぶりの快挙達成の願いをこめて、印を。

◎ラヴズオンリーユー
○コントラチェック
▲シャドウディーヴァ

 ダービーは内枠が好成績をおさめる傾向にあるのだが、オークスは、特に近年、なぜか外枠のほうがいい。その意味で、ラヴズオンリーユーの7枠13番は好枠と言える。

 調べてみると、13番は、過去20年で昨年のアーモンドアイを含め3勝、2着2回だから、好枠どころか絶好枠だ。

 第80回の節目にふさわしい熱戦を期待したい。

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ラヴズオンリーユー

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