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長友佑都と香川真司が欧州初対決へ。
イスタンブールダービーの猛烈な熱。 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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posted2019/04/29 11:00

長友佑都と香川真司が欧州初対決へ。イスタンブールダービーの猛烈な熱。<Number Web> photograph by AFLO

長友佑都(左)と香川真司の初対決。日本時間5月5日深夜のイスタンブールダービーは見逃せない。

優勝を争う大一番のダービー。

 長友のいるガラタサライと香川の所属するベシクタシュによるダービーは、5月5日に行なわれる。今シーズンは3強ではなく、伏兵のイスタンブール・バシャクシェヒルが首位を走るという異例のシーズンだ。

 ただ、第29節を終えた時点で、そのバシャクシェヒルと勝ち点差が3点のガラタサライが2位に、さらに勝ち点3差の3位にベシクタシュがつけている。

 しかも、ベシクタシュは、4月13日には首位バシャクシェヒルを2-1で下しているし、彼らは2019年に入ってから一度も負けておらず、調子をあげているチームだ。

長友と香川、欧州での初対決。

 長友と香川――。

 2010年の南アフリカW杯のあと、奇しくも同じタイミングで戦いの場をJリーグからヨーロッパに移した2人は特別な関係にある。

 南アフリカW杯のあとからブラジルW杯までの4年間、当時のアルベルト・ザッケローニ監督のもとで2人は左サイドのサイドバックとフォワードとしてコンビを組んで、日本の攻撃を牽引してきた。

 彼らの関係はピッチ上にとどまらない。先日も香川が長友の自宅を訪れたことをSNSで明かしているし、2014年のブラジルW杯の初戦のコートジボワール戦が終わった夜にも、2018年のロシアW杯初戦のコロンビア戦後の夜にも、2人は語り合うなど、特別な絆で結ばれている。

 彼らが過去に唯一、公式戦で戦ったのは、2010年3月20日のこと。Jリーグ第3節、FC東京対セレッソ大阪戦だった。長友はこれまでインテル・ミラノに、香川はドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドに所属しており、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで対戦する可能性はあったが、一度も実現しなかった。

 実に9年越しの対戦が、アジアとヨーロッパの架け橋となってきたトルコのイスタンブールで行なわれる。しかも、香川はドルトムントから今季終了までの契約でレンタル移籍中の身だ。

 今季終了後にベシクタシュに完全移籍へと移行できる「買い取りオプション」は存在しないことをベシクタシュの会長が明言している。来シーズン以降に2人がトルコで対戦する可能性は限りなく低い。

【次ページ】 現地ファンも楽しめるストーリー。

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