ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
もはやプロレスに男女の差はない!
レッスルマニアで起きたビッグバン。
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph by2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
posted2019/04/16 11:00
(左から)ロンダ・ラウジー、ベッキー・リンチ、シャーロット・フレアーの“3WAY”決戦がメインを飾ったレッスルマニア。女子レスラーのメインは同大会史上初の試みだった。
中心はベッキー・リンチ、日本人も絡めるか。
今後は“女ストーンコールド”との呼び声もある、新たなカリスマ、ベッキー・リンチがWWE女子新時代を牽引していくこととなる。
敗れたロンダ・ラウジーは、しばらくWWEのリングから離れることが噂されているが、この「レッスルマニア」のメイン成功を受けて、WWE女子戦線と、そのほか世界の女子プロレスシーンが、さらに盛り上がることは必至だ。
そこには日本人女子プロレスラーたちもキーパーソンとして加わってくるだろう。女子スマックダウンの元王者であるアスカをはじめ、現在、NXTで活躍中のカイリ・セインと紫雷イオも、その人気はすでに爆発寸前。カイリは「レッスルマニア35」の女子バトルロイヤルにも出場し、大観衆の前で得意のインセイン・エルボーを披露してインパクトを残している。
また、「レッスルマニア35」の前日、新日本プロレス&ROHのマディソン・スクエア・ガーデンでは、日本の女子プロレス団体スターダムのアイコンである岩谷麻優も出場するなど、日本の女子プロレスラーの世界での活躍が目立ってきている。
「レッスルマニア35」でビッグバンが起こった女子プロレス新時代。そこには日本のレスラーたちにも、大きな可能性が広がっているのだ。