SCORE CARDBACK NUMBER

気になる斎藤佑樹の起用法。
栗山監督の発想はブレない。
~「流行りだから」ではない理由~

posted2019/04/17 07:00

 
気になる斎藤佑樹の起用法。栗山監督の発想はブレない。~「流行りだから」ではない理由~<Number Web> photograph by KYODO

斎藤は3月29日の開幕戦に中継ぎ登板し、1回無失点。さらに4月4日の楽天戦に先発して2回途中まで投げた。

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

PROFILE

photograph by

KYODO

 オープナーとかブルペンデーとか、そんなふうに呼ばれている戦術が、またもアメリカから輸入されようとしている。去年、レイズのケビン・キャッシュ監督がリリーフを先発させ、2回から本来の先発を登板させる『オープナー』という新手に打って出た。2番手以降もリリーフ専門のピッチャーだけでまかなう『ブルペンデー』と呼ばれる戦術もあり、俄にこの起用法が注目された。

 根拠はある。2番に最強のバッターを置くことで初回の得点力を上げようというメジャーのトレンドに対し、先発ピッチャーはスタミナを考えて立ち上がりは慎重になる。そのマッチアップは攻撃側が有利となり、実際に1回の防御率はよくない。そこで1回はボールに力のあるリリーフピッチャーに全力で投げてもらい、最強の2番を含む上位打線を抑えてもらってから、本来の先発ピッチャーにご登場願おうというわけだ。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 523文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

北海道日本ハムファイターズ
斎藤佑樹
栗山英樹

プロ野球の前後の記事

ページトップ