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日本人F1ドライバーの誕生なるか。
執念の男・松下信治、4度目の挑戦。 

text by

島下泰久

島下泰久Yasuhisa Shimashita

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photograph byHonda

posted2019/04/05 15:00

日本人F1ドライバーの誕生なるか。執念の男・松下信治、4度目の挑戦。<Number Web> photograph by Honda

バーレーンでの開幕戦はトラブルもあり、上位に食い込めなかった松下信治。スーパーライセンス獲得に向けた、「あきらめない男」の戦いに注目だ。

目指すは年間4位、30ポイント。

 F1ドライバーを目指すのは、そうした総合力の戦いだ。松下は今年、それを進化したかたちで見せていかなければならない。もちろん、ホンダも選んだ以上は松下をしっかりサポートしていかなければならない。

 前述の通り、松下は現在、スーパーライセンスポイント10点を持っており、今年のF2で年間4位までに入り、30点以上を加算すれば、スーパーライセンス獲得の権利を得ることができる。年間12ラウンド24戦で行われるF2は、つまり今年まだ22戦を残しておりチャンスは十分にある。松下のレーシングドライバーとしての今後を大きく左右する1年が、いよいよ始まった。

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