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“就職場所”の新弟子は40名。
相撲界にドリームはあるか。
~かつては150名、課題はお金~
posted2019/04/01 07:00
text by
佐藤祥子Shoko Sato
photograph by
KYODO
卒業の時期である3月の大阪場所は、「就職場所」ともいわれている。年6場所のうちでも最多の新弟子が入門し、平成時代最後となる今年の新弟子検査合格者は40名。ちなみに、その内訳は中卒19名、高校中退者2名、高卒15名、専門学校中退者1名、専門学校卒1名、大学中退者1名、大卒1名となっている。
なかでも注目を浴びたのが、名門・埼玉栄高校出身で、高校横綱だった北の若(齋藤大輔=八角部屋)、元中学横綱の吉井虹(こう=中川部屋)、かつて「わんぱく相撲全国大会」で3連覇を果たした元わんぱく横綱の當眞嗣斗(宮城野部屋)。當眞は200kgを超える巨漢としても話題となった。