ゴルフボールの転がる先BACK NUMBER
ゴルフ界のホープ、22歳の星野陸也。
目指すは賞金王、PGA、東京五輪。
text by
桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byYoichi Katsuragawa
posted2019/03/22 07:00
あどけなさがどことなく残る星野陸也。新人時代から将来を嘱望される22歳にとって2019年は飛躍の1年となるか。
「まず80kg、ケガしない体を」
現状では飽き足らず、より大きな舞台を目指すためには今年、数字面でよりスタートダッシュが求められることになった。
例年、大会前の世界ランキング上位100位前後までの選手が招待される全米プロが、8月から5月に開催時期を移行した。10月、日本で初開催となるPGAツアー・ZOZOチャンピオンシップは10月13日までの国内での賞金ランキングで出場権が付与される。そして来年、東京五輪も夏場までの世界ランクが指標になる。
「今シーズンの目標はまずZOZOに出ること。だから、前半戦にしっかり頑張りたい。いずれはPGAツアーに行きたい。2勝目、3勝目とできないと、賞金王も目指せない。それができて、世界ランキングが上がって、東京オリンピックにも……全部がつながる」
芋づる式に連なる目の前のステップ。それをクリアしていくうえで、もっとも必要なことが身体という地固めだと見定めた。
「今年はまず(体重)80kgを目指してケガをしない体をつくる。技術よりも体力をまず、です」
目標との差を冷静に分析している人ほど、地味な作業の積み重ねをいとわないもの。そして、自覚と焦燥感はニアリーイコールの関係のようでもある。星野が成長することで、本当の意味で群雄割拠となる勢力図を早く見たくてたまらない。
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