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CL&ELはプレミア勢が揃い踏み!
リネカー「イングランドに戻ってきた」 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2019/03/19 07:00

CL&ELはプレミア勢が揃い踏み!リネカー「イングランドに戻ってきた」<Number Web> photograph by Getty Images

CL優勝候補1番手と目されるマンチェスター・シティ。まずはベスト4入りを賭けて、トッテナムとのプレミア対決に挑む。

くじ運に恵まれたシティとリバプール。

 もちろん、4月に行なわれる準々決勝でバタバタと倒れれば、プレミア時代の再来も「予感だけに終わった」と結論づけられてしまう。

 マンCに次ぐ優勝候補と目されるバルセロナは、リヨンを退けた第2レグで、今季CL8ゴール目を決めたリオネル・メッシが健在。CBジェラール・ピケがオープンプレーからチーム4点目を決めた攻撃力は衰えていない。

 また、メッシの好敵手クリスティアーノ・ロナウドも、アトレティコ・マドリーとの第2レグでハットトリックを達成。合計3-2でユベントスを8強へと導き、今季から籍を置くチームの下馬評を優勝候補3番手へと押し上げた。

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 とはいえ、揃い踏みに沸くイングランド国内のムードは、3月15日に準々決勝と準決勝の抽選が行なわれた後も上々だ。

「くじ運に恵まれた」と言われているのはリバプールとマンCの2チーム。

 前者は、ポルトには申し訳ないが「8強で誰もが対戦したがっているチーム」との対戦を引き当てた。

 後者は、候補6番手扱いのトッテナムとのプレミア対決。つまり、少なくともプレミア勢が1チームは消えることになるが、両軍の戦いには、欧州8強に相応しい接戦が期待できる。

 今季のリーグ戦対決もマンCの1点差勝利で、グアルディオラも「五分五分の戦い」を覚悟している。ポチェッティーノ陣営にすれば世間の予想を覆すというモチベーションも加わっていることだろう。注目の第1レグでは、新スタジアムを埋めるホームの大観衆が普段にも増してチームを後押ししてくれること受け合いだ。

マンUはバルサとの大一番。

 8強でバルセロナと当たることになったマンUは、貧乏くじを引いたと言われている。ただ、オレ・グンナー・スールシャール暫定体制下で状況好転が著しいチームは、前監督のジョゼ・モウリーニョが扱いに苦労したポール・ポグバをはじめとする主軸が奮闘し、一体感から不屈の精神までサー・アレックス・ファーガソン時代の黄金期に通じるチームスピリットを取り戻したとも言われている。

 ファーガソンの下、20年前のCL決勝で起死回生の逆転ゴールを決めた張本人でもあるスールシャールは、指揮官としての説得力が増す一方だろう。抽選後のツイートをざっと見た限り、マンCとは準決勝でも当たらないことから、ファンは6月1日にマドリードで行なわれる今季CL決勝で、マンチェスター・ダービーの実現を諦めてはいない。

【次ページ】 ELはロンドン・ダービーか。

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