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イチローの開幕戦をまとめてみた。
「9番センター、鈴木」の時代も。
 

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田村航平(Number編集部)

田村航平(Number編集部)Kohei Tamura

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photograph byKazuaki Nishiyama

posted2019/03/19 08:00

イチローの開幕戦をまとめてみた。「9番センター、鈴木」の時代も。<Number Web> photograph by Kazuaki Nishiyama

3月20、21日に2019年シーズンの開幕を迎える。2013年以来の開幕戦ヒットはなるか。

メジャー開幕戦は通算.327。

 メジャーではずっと1番ライトもしくはセンターで開幕を迎えていたが、初めて3番で開幕スタメンとなったのが2012年。そう、前回の東京ドーム開幕戦だ。前年に連続200安打が途切れて再出発のシーズンとなっていたが、開幕戦で自己最多の4安打を放つ。そしてこの年の7月、ヤンキースへトレード移籍することになった。

 ヤンキースで迎えた'13年の開幕戦では、宿敵レッドソックスと対戦。7番ライトでスタメン出場し、ジョン・レスターから中前に安打を放った。これが、現時点でイチローの最後の開幕戦ヒットだ。

 メジャー18年間の開幕戦は、通算55打数18安打で打率.327と好成績を残している。

 今年は7年ぶりに東京ドームで開幕戦を迎えるが、この7年でイチローの立場は大きく変わった。マリナーズ。それからヤンキースからマーリンズ、マリナーズへと3度の移籍を経験。メジャー通算3000安打もクリアして将来の殿堂入りを確実なものとした一方で、今年はベンチ入り25人の枠を争う立場に置かれている。

 はたして2019年の開幕戦で、イチローはどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

Number974号「イチローを見よ」では、イチローの過去の開幕戦の打席結果とエピソードをまとめた「開幕戦トリビア」を掲載しています。ほかにもイチローがオリックス時代に開幕戦で対戦した岩本勉(日本ハム)、潮崎哲也(西武)、黒木知宏(ロッテ)の3投手に対戦秘話を聞いた「イチロー開幕、かく戦えり」も必読です。
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