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<直言インタビュー>アリエン・ロッベン「これはオランダサッカーの危機だ」 

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アレクシス・メヌーゲ

アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge

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posted2017/11/27 07:00

<直言インタビュー>アリエン・ロッベン「これはオランダサッカーの危機だ」<Number Web> photograph by AFLO
多彩なスターを生んできた国が、予選で敗退した。
2010年大会は2位、'14年大会では3位――。
“強豪”と呼ばれたチームに、何が起きているのか。
代表引退を決意したキャプテンが内幕を語った。

 国歌斉唱時の涙に、14年分の誇りがにじみ出ていた。

 10月10日、W杯欧州予選A組最終節、3位オランダはホームに2位スウェーデンを迎えた。オランダは勝てば勝ち点で並ぶことはできるものの、得失点差が12も開いており、順位の逆転には7点差での勝利が必要とされていた。絶望的なスコアである。

 アリエン・ロッベンは諦めなかった。国歌斉唱の時に涙を流して感情を解放すると、前半16分にフワリと浮かしたPKで先制。さらに前半40分に得意の左足でミドルシュートを叩き込んだ。最年長のキャプテンとして若手中心のチームを引っ張った。

 しかし、得失点差の壁は分厚かった。2対0から追加点は奪えず、オランダは3位のまま。来夏、いち早くバカンスが訪れることが確定した。

 オランダは3月にダニー・ブリント監督を解任し、当時69歳の老将ディック・アドフォカートに望みを託した。ラスト5試合で4勝という追い上げを見せたが、序盤の遅れを取り戻すには不十分だった。ユーロ2016に続き、2大会連続でビッグトーナメントへの出場権を逃したことになる。

 オランダは2010年W杯で準優勝し、'14年W杯で3位になった。ロッベン、ロビン・ファンペルシ、ウェスレイ・スナイデルといったスターを擁し、育成のお手本と言われていた。しかし、その面影はもうない。オランダに何が起きているのか。ロッベンに話を聞いた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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