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「東高西低」の図式を覆す、
拳四朗と京口紘人の活躍。
~ボクシングの世界で関西に風が吹いている?~
text by
前田衷Makoto Maeda
photograph byHiroaki Yamaguchi
posted2018/06/20 15:00
拳四朗(右)は1992年1月6日生まれの26歳。京口は'93年11月27日生まれの24歳。2学年差で現在も親交が深い。
5月に行われた2つのダブル世界タイトル戦で共に主役ではなかったものの、存在感を示した2人の不敗チャンピオン――拳四朗(WBCライト・フライ級)と京口紘人(IBFミニマム級)に注目したい。
拳四朗は、井上尚弥が初回KOで3階級制覇を達成したのと同日、前王者ガニガン・ロペスの挑戦を受け、2回に右ボディー一発で相手を沈めた。この5日前、京口は同じワタナベジムの田口良一がヘッキー・ブドラーに敗れ無冠に追われた直前に、2度目の防衛戦に臨んだ。比国の19歳ビンス・パラスに初体験のダウンを喫するなど苦戦しKOは逸したが、判定勝ちで虎の子のベルトを守った。