SCORE CARDBACK NUMBER

複数投手体制と本塁打の増加。夏の甲子園に見る時代の変化。~4人も140km投手がいる学校も~ 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

PROFILE

photograph byKYODO

posted2017/08/25 07:00

複数投手体制と本塁打の増加。夏の甲子園に見る時代の変化。~4人も140km投手がいる学校も~<Number Web> photograph by KYODO

初戦で敗退したが、本格派右腕・北海の阪口皓亮は最速148km/hをマーク。プロ野球の球団関係者をうならせた。

 夏の甲子園大会初戦が終わって特徴的だったのは140km/h台のストレートを投げる投手が多かったことである。7日目が終わって43人。人数が多いだけではない。チーム内に複数人いることが特徴的だった。4人が140km/h台を計測した中京大中京が最多で、2人の大台超えが大阪桐蔭、広陵、横浜、山梨学院、大垣日大、おかやま山陽の6校。

 大会期間中、プロ野球の球団関係者と話しをしたときこの話題になった。完成度の高い1人エースの時代と、それほどの完成度はないが高いレベルの投手が複数いる時代とどっちがいいですか、と問うと、「それは複数いる時代のほうがいいです」と即答してくれた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 609文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

高校野球の前後の記事

ページトップ