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関取が途絶えた高砂部屋、涙を越えて
名門復活を期す。~朝赤龍が十両から
陥落して、138年の歴史に幕~ 

text by

佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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posted2016/12/27 09:00

 一年納めの九州場所千秋楽。十両と幕下の入れ替え戦で、辛くも4勝目を挙げた朝弁慶が、兄弟子の朝赤龍に想いを込めて水を付けた。朝弁慶は、1年間保持した十両の座から、西幕下三枚目に番付を落として迎えた場所だった。一方の朝赤龍は、西十両九枚目。この日までに4勝10敗と幕下陥落危機を迎え、この千秋楽の一番に「十両残留」を賭けていた。まさに“剣が峰”に立たされた35歳のベテラン力士は、西幕下二枚目の希善龍に敗れる。明治11年から実に138年ものあいだ、関取在位記録を切らさずにいた「名門高砂部屋」の伝統が途切れた瞬間だった。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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相撲の前後のコラム

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