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ヤクルト浮上のキーマン、中村悠平の苦悩。~結果でしか判断されないリードの悪循環に抗うために~ 

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byHideki Sugiyama

posted2016/06/23 08:00

ヤクルト浮上のキーマン、中村悠平の苦悩。~結果でしか判断されないリードの悪循環に抗うために~<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

昨季はセ・リーグの捕手で唯一の規定打席到達。侍ジャパンにも選出と飛躍の一年だった。

 4月を終えた時点で.240あった打率は、1カ月後には.181まで下がってしまった。リーグ連覇を目指した今シーズン、開幕から波に乗り切れないスワローズにあって、キャッチャーの中村悠平は4月、低打率ながらもここ一番で試合を決める一打を放つなど、打線の中でそれなりの存在感を発揮していた。しかし、5月の月間成績は75打数8安打、打率は.107。12球団でワーストとなるチーム防御率の責任を一身に背負い込むかのように、打率も一気に下げてしまっている。中村が言った。

「打つことでピッチャーを助けられればいいんですけど、でも本当にピッチャーから信頼されるようになるには、点を取られないことが一番だと思うんで……」

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