SCORE CARDBACK NUMBER

ブレイザーズの裏方が得た、“シンデレラボーイ”の座。~主力が抑えられたときに、勝負どころで決めきる度胸~ 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2016/05/24 08:00

ブレイザーズの裏方が得た、“シンデレラボーイ”の座。~主力が抑えられたときに、勝負どころで決めきる度胸~<Number Web> photograph by Getty Images

高校ではジュニアアメリカ代表に選ばれた。ブレイザーズとは4年3000万ドルで契約。

 ナイジェリアの王家の血筋にあり、名前は「長(おさ)がやってきた」の意。選手としてもエリート街道を歩み、強豪ウェイクフォレスト大からアーリーエントリーでNBAドラフト上位指名。

 一見、華やかな経歴だが、その一方で、NBAに入ってからはディフェンスで評価されることこそあれど、主に目立たない裏方役、6年で5チームを渡り歩いたジャーニーマンだった。

 そんな両極端な経歴を持つのは今季のプレイオフのシンデレラチーム、ポートランド・トレイルブレイザーズのシンデレラボーイ、アルファルーク・アミヌだ。

 昨季のチームから移籍でスターター4人が抜け、25歳前後の選手を主力とする若いブレイザーズは、相手の故障もあったとはいえ、プレイオフ1回戦を勝ち抜き、カンファレンス準決勝では昨季のチャンピオン、ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に第2戦以降は互角の戦いを挑み、第3戦では勝利をもぎ取っている。アミヌは1回戦のクリッパーズとのシリーズ第4戦で6本の3Pを決めて自己最多の30点をあげたほか、ウォリアーズとのシリーズでも、第3戦で23点、10リバウンドの活躍で、勝利に大きく貢献している。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 408文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#ポートランド・トレイルブレイザーズ
#アルファルーク・アミヌ

バスケットボールの前後の記事

ページトップ