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激化するリオ五輪戦線。“東京五輪”世代の活躍。~池江璃花子と今井月~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byTakao Fujita
posted2016/03/16 08:00
「泳ぎの感覚は良かったので驚きはしなかった」と語る池江。日本選手権でも活躍必至だ。
リオデジャネイロ五輪イヤーに突入し、'00年生まれの東京五輪世代が加速度的に成長している。
競泳のコナミオープンが2月20、21日に東京辰巳国際水泳場で行なわれ、池江璃花子(ルネサンス亀戸)と今井月(るな=本巣SS)の中3コンビが、若さあふれる泳ぎで表彰台の真ん中に立った。
女子50m自由形で24秒74の日本新記録を樹立したのは池江だ。レースは昨年10月に24秒95の日本新をマークした内田美希(東洋大)との争い。中盤で抜け出すと最後までスピードを落とさずにフィニッシュし、大きな拍手を浴びた。
「スタートもうまくいったし、最後まで泳ぎ切れたので、自分でも期待しながら電光掲示板を見た。頑張って積み重ねてきたことが記録につながったと思う」