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“4回転時代”の寵児、ボーヤン・ジンの可能性。~「4回転1本では話にならない時代」の旗手に~ 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2015/11/22 06:00

“4回転時代”の寵児、ボーヤン・ジンの可能性。~「4回転1本では話にならない時代」の旗手に~<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

SP、FSともに優勝したフェルナンデスの後塵を拝して2位。技術はまだまだ荒削りだ。

 人類はどれだけ難しいジャンプを跳べるのか――。その壁がまた1つ打ち破られた。中国のボーヤン・ジンが、GPシリーズ中国杯(11月6、7日)のショートで「4回転ルッツ+3回転トウループ」の連続ジャンプを史上初で成功。得点は19.19点で、1つのジャンプとしての世界最高点もマークした。

「4回転ルッツはそんなに難しくないです。ここ3カ月ほどで成功率が高くなり、練習では9割くらいです」

 そうサラリと言ってのける大物ぶりだ。

 ジンは、昨季の世界ジュニアで宇野昌磨に次ぐ2位となり、今季からシニアに上がった18歳。すでに16歳の時、フリーで「4回転3本」を成功させ、4回転ジャンパーとして注目されていた。

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