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陸上大国ロシアの歴史。~ドーピング問題が明らかになる前のメダル数の意味を考える~ 

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小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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photograph byJMPA

posted2015/12/16 16:30

陸上大国ロシアの歴史。~ドーピング問題が明らかになる前のメダル数の意味を考える~<Number Web> photograph by JMPA

ロシア陸連が暫定資格停止処分を受け、女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワは「ショックを受けた。潔白な選手にとっては不公平だ」と不満を訴えた。

 ロシア陸上界のドーピング問題は、すべての選手がリオデジャネイロ五輪出場停止となるのか、違反していない選手だけは出場可能になるのか、来年3月に決定されるようだ。国際陸上競技連盟(IAAF)は、ロシア陸連の改革をチェックする監査チームが来年3月に最初の報告書を出すとしており、その報告書を受けて判断が下されるものと見られる。

 IAAFは11月13日、ロシア陸連に対して暫定的な資格停止処分を科した。現状では、ロシアの選手はあらゆる国際大会に出場できない。抜き打ち検査の日程を事前に選手側に教えたり、検査官が選手から賄賂を取っていたり、世界反ドーピング機関(WADA)の第三者機関が公開した報告書は、ロシアのドーピングが、検査機関を含めた組織的なものであることを指摘している。ということは、違反が明らかになった選手を処分するだけでは不十分で、検査する側のロシア反ドーピング機関が、信頼に足る体制を整えたと、監査チームが承認するまでは、ロシアの選手を国際舞台に復帰させるわけにはいかない。これが、セバスチャン・コーIAAF会長の考えだろう。

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