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フィギュア男子五輪代表は「完成形」で平昌に臨めるか。~金メダルを目指す日本勢が本番に向けて進める準備~
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAsami Enomoto
posted2018/01/11 16:30
平昌五輪代表の座を掴んだ宇野(右)と田中。2月の本番までさらに成長できるか。
フィギュアスケートの平昌五輪男子代表は、全日本選手権で優勝した宇野昌磨、2位の田中刑事、故障により欠場したものの選考基準に基づいて羽生結弦が選ばれた。
オリンピックの舞台で金メダルが期待される羽生と宇野は、今シーズンの過程は異なるものの、共通の課題を抱えている。それは、いまだに完成形へと至っていないという点だ。
宇野は全日本連覇を達成したにもかかわらず、喜びを見せなかった。
「今回がではなく、(ミスが)続いていることに情けなく思います」
2位となったGPファイナル、全日本と続けて総合280点台にとどまっている。樋口美穂子コーチは言う。