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宮原の復活によって変化した、女子フィギュア国内外の勢力図。~ランキング、今季ベストスコアの点で2強に~
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byKYODO
posted2017/12/06 06:00
スケートアメリカではフリー『蝶々夫人』を情感豊かに力強く演じ、観客を魅了した。
「ミス・パーフェクト」の復活である。フィギュアスケートGPシリーズ第6戦となるスケートアメリカで、宮原知子は女子シングルのフリーで完ぺきな演技を見せ、総合214.03点で優勝した。左脚股関節の疲労骨折からの復帰となる今季、早くも初戦のNHK杯より20点以上も点を伸ばし、実力を示したのだ。
この優勝で、宮原はGPシリーズを通じて7位にランクされ、1位のエフゲニア・メドベデワが負傷による欠場を決めたことで、繰り上げでGPファイナル出場を果たした。そしてこの優勝は、五輪シーズンの国内外の2つの「勢力図」を変化させるほどインパクトのあるものだった。