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一瞬の粗暴。永遠の潔癖。~スポーツがアマチュア精神にあふれていた頃の、あるラガーマンの話~ 

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藤島大

藤島大Dai Fujishima

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posted2018/04/24 15:00

一瞬の粗暴。永遠の潔癖。~スポーツがアマチュア精神にあふれていた頃の、あるラガーマンの話~<Number Web> photograph by AFLO

オールブラックス時代のキース・マードック。

 29歳。国際戦の勝利。愉快な祝杯。深夜、腹がすいた。宿泊先のバーのキッチンへ侵入、警備員ともめて殴ったとされた。人生が変わった。

 本年3月30日、オールブラックス、ラグビーのニュージーランド(NZ)代表の元プロップ、キース・マードックの死が明らかとなった。74歳。ミステリアスな人物は痛々しく、哀しく、どこか清らかなスポーツ史の一部と化した。


 まず、あの夜の出来事から。

 1972年12月2日。オールブラックスは、敵地カーディフで、ウェールズ代表と対戦、19-16で勝利する。唯一のトライを挙げたのは、屈強なスクラムで鳴らしたキース・マードックだった。

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