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どん底から這い上がった明治大学、満点の結末に不思議なし。

posted2026/02/02 09:00

 
どん底から這い上がった明治大学、満点の結末に不思議なし。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

決勝では伊藤龍之介らがトライを挙げて22得点。明治が7大会ぶり14度目の頂点を掴んだ

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藤島大

藤島大Dai Fujishima

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Kiichi Matsumoto

 紫紺の優勝に不思議はなかった。楕円の俊秀、途切れずに集い、不断の練習を重ねたのだから。

 新年11日。明治大学ラグビー部は全国選手権を制した。4万3000強の観衆の凝視の先、好敵手の早稲田大学を22-10で破った。満点の結末は必然のようだった。

 だが。湿地帯より鮮やかに快晴の頂上に届いた軌跡は実はありきたりではない。

 3カ月前の同じ日付、対抗戦の日本体育大学戦を思い出す。雨の神奈川・大和スポーツセンターのお客さんは正確に「836人」と記録されている。43-12。終了後の会見では勝者がさながら敗者だった。12番、平翔太主将の第一声はこうだ。「甘えというのかスキが見えてスタンダードを体現できませんでした」。表情はひどく暗かった。後半3分、インフルエンザでレギュラーの多くを欠く下位校にリードは5点まで縮まる。押せるのに押さず、雨滴に滑る球を軽くつないでミスを重ねた。

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