SCORE CARDBACK NUMBER

メイウェザー戦の敗北から
那須川天心が得たものとは。
~体重差、真剣度を差し引いても残る知名度~

posted2019/02/13 00:00

 
メイウェザー戦の敗北から那須川天心が得たものとは。~体重差、真剣度を差し引いても残る知名度~<Number Web> photograph by Susumu Nagao

昨年12月31日開催の「RIZIN.14」で、那須川天心(右)は、初回2分19秒、3度のダウンを奪われてTKO負け。

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

photograph by

Susumu Nagao

 昨年大晦日の那須川天心vs.フロイド・メイウェザーは記録ではなく、記憶に残る一戦となった。通常エキシビションマッチといえばお互いの得意技を笑顔で出し合うデモンストレーション的な要素が強いが、今回は正真正銘のリアルファイト。少なくとも試合の中身は那須川の「絶対本気にさせてやる」という熱意が通ったといえる。

 ルールはほぼボクシングだったが、試合当日両者の体重差は10kg前後はあったと思われる。ボクシングは体重制が敷かれているのに加え、双方のキャリアを合わせたうえで初めてマッチメークが成立する。那須川はボクサーとしてのキャリアはゼロなので、厳密にいうとこの一戦はボクシングとは呼べない。あえてボクシングと呼ぶなら、まさにエキシビションということになるだろうか。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 574文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

那須川天心
フロイド・メイウェザー・ジュニア

格闘技の前後の記事

ページトップ