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メイウェザー戦の敗北から
那須川天心が得たものとは。
~体重差、真剣度を差し引いても残る知名度~
posted2019/02/13 00:00
![メイウェザー戦の敗北から那須川天心が得たものとは。~体重差、真剣度を差し引いても残る知名度~<Number Web> photograph by Susumu Nagao](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/1500wm/img_6b9190573f9e8762d3784ba52af41833266768.jpg)
昨年12月31日開催の「RIZIN.14」で、那須川天心(右)は、初回2分19秒、3度のダウンを奪われてTKO負け。
text by
![布施鋼治](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/-/img_8d8c4b875eff25b9514e4e4bb648c09c13072.jpg)
布施鋼治Koji Fuse
photograph by
Susumu Nagao
昨年大晦日の那須川天心vs.フロイド・メイウェザーは記録ではなく、記憶に残る一戦となった。通常エキシビションマッチといえばお互いの得意技を笑顔で出し合うデモンストレーション的な要素が強いが、今回は正真正銘のリアルファイト。少なくとも試合の中身は那須川の「絶対本気にさせてやる」という熱意が通ったといえる。
ルールはほぼボクシングだったが、試合当日両者の体重差は10kg前後はあったと思われる。ボクシングは体重制が敷かれているのに加え、双方のキャリアを合わせたうえで初めてマッチメークが成立する。那須川はボクサーとしてのキャリアはゼロなので、厳密にいうとこの一戦はボクシングとは呼べない。あえてボクシングと呼ぶなら、まさにエキシビションということになるだろうか。
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