スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
“Number BICYCLE”ってなんだ?
スポーツ・ミニベロで都市を疾走!
posted2019/03/05 07:30
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph by
SAKAI CYCLE
空気も水も温む今日この頃、いよいよ“自転車が美味しい”季節がやってきました。そんな折に、大阪・堺市の本格バイクメーカー、サカイサイクルと雑誌『Sports Graphic Number』がコラボした「Number BICYCLE」の第2弾が登場! その新型バイクの性能、およびプロデュースの真価に迫ります。
奥山 めっきりと空気が温くなってきたので、屋外でスポーツしたくなってきました。この季節は決して暑すぎず、しかも湿度が低いので、有酸素運動が気持ちいいですね。
高 そのとおり。俺もつい先日、荒川サイクリングロードを河口から熊谷まで走ってきたよ。川沿いのサイクリングロードは峠道コースのように激坂はない代わりに、ほぼフラットだからず~っとペダルを漕いでなきゃいけないのがツラい。ヘタレオヤジには往復180km漕ぎっぱなしはこたえたぜ。
奥山 そう言えばここ最近、ロードバイクに乗っている人を街で見かけなくなった気がするんですが……。やっぱりブームは下火になっているんですかね!?
高 う~む、サイクリングロードや峠道には、本格ライダーは結構走っているよ。新しく始めようという、“新一年生”が入ってこなくなっちゃったんだな。自転車って紛れもない有酸素運動だから、心肺機能の強化やダイエットにとても効果的なんだよね。それでいて足首や膝へのショックが少ないというメリットばっかりのスポーツなんだけどね。もっとみんな自転車に乗ればいいのになぁ。
奥山 1台20万円、高級バイクだと平気で100万円オーバーという高価格が、入門者を遠ざけているんじゃないかと思いますが。
“Number”ブランドの自転車って?
高 奥山の指摘はズバリ正解! しかもそんなに高いバイクを買っちゃうと、ハードなヒルクライムをしなきゃいけないとか100マイルのロングツーリングをこなさなきゃいけないとか……そういう競技志向になりがちなイメージも、ロードバイク人口の減少に影響していると思う。そこで……ジャ~ン! このNEWバイクに注目だぁ!
奥山 なんスか!? この自転車は! Numberのロゴがど~んと目立って……これって本物の“Number”ブランドの自転車なの?
高 失敬な! こいつはそこいらの“安物エセOEM”自転車じゃないだから! 大阪・堺の本格サイクルメーカー、「サカイサイクル」と雑誌『Number』とのコラボバイクの第2弾なんだから。
奥山 ほう!? 第2弾ということは第1弾があったわけですね。
高 そう。3~5歳のキッズを対象にした本物志向のバイクが第1弾。「子供がいちばん最初に乗る本格スポーツバイク」というコンセプトで、サカイサイクルが素材、デザイン、品質にとことんこだわって作ったんだ。ほら、これがカタログだよ。
奥山 へ~、オートバイのようなスタイルがユニークですね。おろ!? ちゃんとドロップハンドル仕様のもあるし、おっと、もうひとつはBMXスタイルか!
高 3モデルとも高品質アルミニウムを使い、剛性の高いフレームデザインを採用しているんだ。子供用としては、非常に贅沢なバイクだな。