“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
南野拓実ならアジア杯での批判も、
反骨心に変えられる。その根拠。
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![安藤隆人](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/-/img_bf61245775818e993f7b27afcadd69be52906.jpg)
安藤隆人Takahito Ando
photograph byTakuya Sugiyama
posted2019/02/05 17:30
![南野拓実ならアジア杯での批判も、反骨心に変えられる。その根拠。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/350/img_91a38b53c1257a78eb6d2d247aee71bf132110.jpg)
カタール戦での大会初ゴールは、相手GKを見極めたチップショットだった。そこに南野拓実の非凡さを感じる。
もしCLの決勝トーナメントなら。
アジアカップ決勝でのゴールは、まさにボックス内での持ち味が出たものだった。
これまで取り組んできたことに、間違いはない。着実にステップを踏めている――アジアカップでの悔しさは、これからさらに信念を持って自己研鑽を続けるために、重要なスパイスとなったはずだ。
「最後は個の能力が絶対に必要になってくる。チャンピオンズリーグの決勝トーナメントの試合だと、個人のワンプレーで勝負を決めてしまうシーンが多くある。僕が目指しているそういう場所に行くためにも……個で打開できる選手は絶対に必要とされるので、その能力を上げるためにはどうするかを日々考えていきたい」
交代後、決勝のピッチを食い入るように見つめたあの視線の先には、野心に満ちた将来の自分も映し出されていたはずだ。
その姿がある限り、彼の信念はぶれることはないだろう。すべてはその領域にたどり着くために――彼はザルツブルクでの日々に戻っていったのだ。
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