球道雑記BACK NUMBER
新コーチ陣、期待の若手、ドラ1……。
2019年の千葉ロッテはひと味違うぞ!
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byKyodo News
posted2018/12/29 11:30
的場直樹コーチ、鳥越裕介コーチらと共に、本塁打を放った平沢を迎える井口監督。2019年は若手のさらなる活躍に期待したい!
期待できる若手選手が続々!
他にも高卒3年目の平沢大河を一時的に外野手にコンバートして112試合に出場させ、1年間一軍で経験を積ませると、投手でも岩下大輝、土肥星也、種市篤暉といった若きホープたちが頭角を現して、戦力の底上げはまずまず出来たのではないかと思う。
さらに来季は安田尚憲、香月一也といった若手成長株を積極的に起用していく話も出ている。
2年後、3年後を見据えたチーム作りは着々と進んでいる印象は受けた。
ドラ1・藤原恭大への期待。
このオフに、コーチ陣の入れ替えを行った点も、チームの本気度が窺える。
一軍打撃コーチには、これまで平沢、安田らをファームで指導してきた大村巌が二軍打撃コーチから配置転換。
投手コーチも二木康太ら多くの若手投手を一軍の舞台に送った川越英隆を一軍投手コーチにしたばかりでなく、指導力の高さに定評があった吉井理人の一軍投手コーチ招聘に成功した。
さらに今年2000本安打を達成した福浦和也も来季は(一軍コーチ兼任から)二軍打撃コーチ兼任として若い選手たちを指導することとなった。これまでも福浦の助言によって、道を切り開いた若手選手は多く、いよいよその指導力を存分に活かすときが来た。これは大いに期待したい。
さきのプロ野球ドラフト会議では1位指名で、大阪桐蔭・藤原恭大を3球団競合の末に獲得した。
12月4日に千葉市内のホテルで行われた千葉ロッテ新入団選手発表会では、藤原が会場に姿を現すと、ひと際大きな声援が彼に送られ、ファンの期待の高さが窺えた。