レッドブルと組むホンダは挑戦者。

「メルセデスやフェラーリもどんどん進化しているし、この先に進むには新たな難しさがあると思います。ただ、再来年を目標に彼らと戦いたいと目標設定しているのではなく、できることはすべて、すぐにやっていきたい。レースですから、勝つことを目標にしているのは当然です」（田辺）

　レッドブルと組むホンダはチャレンジャー。ガスリーはそこで"最強の若手"マックス・フェルスタッペンと競うことになる。

「マックスとはカート時代にも一緒に走ったし、最高の関係を築いてきた。ふたりで協力してすばらしい仕事が可能になると思う。そして彼は、今日のF1のなかでベストに数えられるドライバーのひとりだ。僕はまだ経験が浅いし、自分で改善したいと考えている分野もいくつかある。でもスポーツの世界で自分が"ベスト"になりたければ、ベストに挑戦することが必須だから。マックスと一緒に走ると思うと、最高にエキサイティングだよ！」

　少年の面影を残したままで、明るく、闘志を露わにした。しっかり路面をつかんでいる若さは、こんなにも頼もしい。