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緻密な戦術とゲルマン魂を併せ持つ
ホッフェンハイムと31歳監督の頭脳。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byGetty Images
posted2018/11/26 08:00
いわゆる「ラップトップ」監督の象徴であるナーゲルスマン。彼のキャリアは今後どうなっていくか。
内田篤人と同学年の監督。
CLのグループステージをホッフェンハイムが突破するには、マンチェスター・Cとのアウェーゲームを含めた残り2試合で、少なくとも勝ち点4以上を積み上げたうえで、ライバルの取りこぼしかつぶし合いに頼らなければいけない。まるでナーゲルスマンが初めてホッフェンハイムのトップチームの監督に就任したときのような、後がない状況だ。
若者の最大の武器は、歴史なんて気にせず、新しい何かを成し遂げようと挑戦することだ。内田篤人と同学年、31歳のナーゲルスマン。彼が率いるチームが、ここからどんな戦いを見せていくのか。
いばらの道ではあるが、少なくとも、そこに用意されているストーリーがエキサイティングであることだけは確かなのである。