Sports Graphic Number WebBACK NUMBER

日本がアジア大会で得た「収穫」と「課題」。
東京五輪のクライミング初メダリストは誰だ。 

text by

津金壱郎

津金壱郎Ichiro Tsugane

PROFILE

photograph byAFLO

posted2018/09/14 11:00

日本がアジア大会で得た「収穫」と「課題」。東京五輪のクライミング初メダリストは誰だ。<Number Web> photograph by AFLO

日本がメダルラッシュを演じたアジア大会は9月2日の閉会式で幕を下ろした。

アジア大会での経験を財産に。

 東京五輪で初めて実施されるスポーツクライミングは、初代金メダリストを目指して世界中の精鋭が牙を研いでいる。彼らを凌駕するモチベーションを保ち続けることはたやすくはないが、そこを乗り越えなければ2年後の金メダルもない。それだけに藤井や楢﨑にとってアジア大会での経験は大きな財産になったはずだ。

アジア大会のメダリストとなった藤井快、野口啓代、楢﨑智亜(左から)。

 日本選手団の山下泰裕団長はアジア大会を総括して、「予想をはるかに上回る好成績」と評価しながら、東京五輪での金メダル30個の目標に向けて、「一層の飛躍、成長、進化があって結果につながる。大切なのは、この成果をいかにつなげていくか」と、気を引き締める。

 これはスポーツクライミングにとっても当てはまることだ。東京オリンピックでのスポーツクライミングは男女予選が2020年8月4日・5日に、男女決勝が6日・7日に行われる。今回の赤道直下の真夏のインドネシアでの経験を、酷暑が予想される2年後にいかにつなげていけるか。ここはまだ通過点に過ぎない――。

関連コラム

BACK 1 2 3

ページトップ