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池田純が経営視点で“パナスタ”検証!
「蹴る音が聞こえる」競技場の秘密。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph bySports Graphic Number
posted2018/07/20 11:35
吹田市と50年近い長期契約を結んだガンバ大坂が管理・運営している「パナソニックスタジアム吹田」。
スタジアム最前列の目線を体感。
また、ピッチ上に降り立つ貴重な経験も。
「おお」というため息とともに、「でも前列のファンはこの目線とほぼ同じで試合を観られるんだよね」と受講生は驚きを隠せなかった。そして、ピッチから見るスタンドを熱心に写真に収めていた。
「パナソニックの技術で、デジタルサイネージも鮮明。足を運んでくれたファンの方は、絶対に満足できるはずです」(同氏)
専用スタジアムでの臨場感を満喫。
最後には実際にガンバ大阪vs.浦和レッズの試合を観戦。
「大きな声援の中でも、ボールを蹴る音が聞こえる。また、選手の体格やボールを持っていない時の動きまでよく分かる」との感想があった。
後日、5月31日に行われた「Number Sports Business College」ではガンバ大阪代表取締役・山内隆司氏と営業部長・伊藤慎次氏を講師に招き、ツアー参加者からの“逆プレゼン”を実施した。
「エキスポシティと連携してアクセスをよくする、または駐車場を利用しやすくすべき」
「英語情報を増やして外国人客を増やそう」
「商店街を巻き込んだ地域密着戦略」
など、視察を通して考えた集客アップのための施策を提案。山内氏、伊藤氏ともに大きくうなずくことが多かった。