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足立梨花にとってのサッカー日本代表
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足立梨花Rika Adachi
photograph byTadashi Shirasawa
posted2018/06/08 10:00
「私世代頑張れ!」という気持ちで。
Jリーグ特命PR部 女子マネージャー就任から8年。今はJリーグ名誉女子マネージャーの立場でサッカーを見ていますが、あの頃に比べると日本代表のメンバーも変わりましたよね。
個人的にとくに頑張ってもらいたいと思うのが、私と同じ年齢の“プラチナ世代”の選手たちです。この世代の選手たちがもっと輝いて、押し上げて、頑張ってくれないと代表のランクも上がっていかない。久保(建英)選手を始め、さらに若い選手たちがグングン突き上げてきている中で、いつも心の中では、「私世代頑張れ!」という気持ちで応援しています。
W杯本番を前に監督が代わりましたが、思い返せば、ベスト16入りした南アフリカ大会の前も直前までチームが出来上がっていませんでした。世間の厳しい声はあると思いますが、この先の未来はいくらでも変えられる、そう思っています。
Jリーグの柏レイソル、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスで監督を歴任され、日本のサッカーを見てきた西野(朗)監督なら、きっとやってくれるはずです。ロシアではゴリゴリに攻めまくる日本代表がぜひ見たいですね。得失点差のことを考えると難しいのかもしれませんが、「入れられても入れてやる」くらいの強い気持ちを前面に押し出して戦って欲しいです。
ピンチこそチャンス。今が踏ん張りどきだと思いますが、私たちが応援している日本代表だからこそ、どんな状況でも変わらず、ファンやサポーターのみなさんとともに、熱く応援していきたいですね。
(構成:石井宏美)
(衣装協力:マルキス・デ・ブラン)
足立 梨花あだち りか
1992年10月16日生まれ。2007年、中学3年生の時に第32回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に父の推薦で応募して、5万1923人の中からグランプリに選ばれる。'10年から'13年1月まで「Jリーグ特命PR部 女子マネージャー」に就任し、'10年にはシーズン中に全37クラブ(当時)のホームスタジアムを訪問するという偉業を達成。'13年2月より「Jリーグ名誉女子マネージャー」。現在は女優、タレントとして幅広く活動中。