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安田尚憲、ロッテの二軍で修行中。
ドラ1先輩・平沢大河の助言とは。

posted2018/05/27 11:30

 
安田尚憲、ロッテの二軍で修行中。ドラ1先輩・平沢大河の助言とは。<Number Web> photograph by Kyodo News

オープン戦初安打はサヨナラ打だった。キャンプ中から4番を任されるなど期待は大きい。

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永田遼太郎

永田遼太郎Ryotaro Nagata

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Kyodo News

 どこまでも飛んでいきそうな鋭いライナーが瞬く間に防球ネットに突き刺さる。

 その打球はまさしく弾丸のよう。

 いったいどんな18年を過ごしたら、こんな打球が打てるようになるのだろう?

 昨年のプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテから1位指名を受けて入団した安田尚憲の打撃練習を見ていると、ふとそんな感想を抱くことがある。

「年がひとまわり(12歳)離れた兄が野球をやっていたので、自分が本当に小さなときから、野球観戦に連れて行ってもらっていました。いつからボールを握り始めたとかも本当に分からないんです」

兄がいたからこそ人の意見に耳を傾ける。

 物心が付いたときには野球が生活の一部にあった。現在、三菱重工名古屋でキャプテンを務める兄・安田亮太の影響である。

 技術的なことや野球に取り組む考え方についても、兄の影響を強く受けている。安田が信頼を置く関係は、プロに入った今も変わらない。

「昔から兄の指導を聞いてきたこともあって、そこに反抗的な態度をとったこともなかったです。素直にずっと聞いてきたので、中学、高校と変わらずに、という感じだったかなと思います」

 兄の教えもあって、人の意見には必ず耳を傾けた。その内容がどうであれ、すぐにそれを払い除けようとはしない。

「昔から、いろんな方のアドバイスをしっかり聞くようにはしていましたね。もちろん全て鵜呑みにしていたわけじゃないですけど、様々なアドバイスを聞いていけば、自分の引き出しが増えていくと思っているので。人の話を素直に聞くのは昔からずっと思ってきたことですね」

【次ページ】 角中と安田の言葉は、似ている。

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