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MLB公式戦のロンドン開催が決定。
田中将大、大谷翔平が登板の可能性も。
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byAFLO
posted2018/05/21 07:00
ロンドン・スタジアムは2015年ラグビーW杯、'17年世界陸上選手権の会場として使用された。
試合を直接見てもらうのが最上の策。
正式に決定した際、マンフレッド氏は感激に満ちたコメントを発表した。
「MLBが、スポーツ界でも最も話題性のあるライバル同士の戦いを、ロンドンのファンに見てもらえることに興奮している。野球界が発展していくために我々がやっていることの中でも、ファンに能力のある選手たちの試合を直接見てもらうことほど、インパクトのあることはないだろう」
使用される会場は、ロンドンの中心地から約10kmの距離にあるロンドン・スタジアム。
2012年の五輪のメーンスタジアムを多目的施設に改修したもので、観客5万5000人の収容が可能。現在は、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドの本拠地も兼ねているが、メジャー屈指の人気チーム同士の組み合わせでもあり、サッカー以上に集客が見込まれるという。
ヤンキース田中将大が、先発マウンドに上がる可能性も十分で、実現すれば、現地在住の日本人にとっても明るい話題となるに違いない。
いずれ大谷が目玉選手に?
その一方で、今回のロンドン開催は一過性の話題作りではなく、来年以降も開催を継続していくための第一歩として位置付けられている。
米国本土からの移動距離を考慮すれば、東海岸のチームが中心となりそうだが、かつてメッツ、ヤンキース、レッドソックスが日本で公式戦を行ったこともあるだけに、エンゼルスやドジャースなど西海岸のチームが候補となる可能性はある。
となると、開幕以来、投打の二刀流で全米中のファンから注目を集めている大谷の名前が大西洋を越えて知れ渡るようになれば、数年後にも、大谷がヨーロッパツアーの目玉選手となっていても不思議ではない。