マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
鹿児島の松本晴は超センバツ級だ。
高校生左腕が少ない2018年の一推し。
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byAFLO
posted2018/05/03 07:00
世代というのはプロ入りや進路にも大きく影響を与える。左腕が貴重な年、捕手が貴重な年、など傾向は様々だ。
すでに大学に内定済?
今年もだいじょうぶ!
何がだいじょうぶなのかわからないが、ちょっと安心したところに、某有力大学に内定していると聞こえてきた。
えっ! と思ったが、それはそれ。彼の「道」なのであろう。
センバツから九州・福岡、熊本、鹿児島と続いた10日間のキャラバン。
その最後の最後で、センバツにいなかったレベルのサウスポーに出会えた幸運。
何かと小さなトラブルも多かった今回の「旅」だが、鹿児島空港から乗った帰りの飛行機、売れているはずの隣の“窓際”にとうとう誰もやって来ず、羽田までのおよそ2時間、夕暮れの瀬戸内海から、大阪、名古屋の夜景。絶景に次ぐ絶景を眺め下ろしながら帰れた幸運も、「終わりよければ、すべて良し」なのか。
東京に帰れば、東京の都大会が始まっているし、大学のリーグ戦もまもなくだ。
アマチュア野球の「2018」も幕を開けた。