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「必ず実現させたい」「ぜひ一緒に」
イチローvs.大谷翔平は、いつ実現?
posted2018/04/26 17:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Kyodo News
日本の野球ファンならずとも、初の「2ショット」は、誰もが待ち望んでいるに違いない。
昨オフ、大谷翔平がエンゼルス入りし、さらに、3月にはイチローが古巣マリナーズへ電撃復帰したことで、2人の対決が現実味を帯びる状況が整った。ア・リーグ西地区のライバル同士でもあり、今季中に両軍の対決は計6カード、19試合が予定されている。
イチロー44歳、大谷23歳。
当然のことながら、2人の間に、メジャーはもとより、日本球界や公の場での接点はない。
イチローが210安打の年に生まれた大谷。
大谷が岩手・花巻で産声をあげた1994年、前年まで鈴木一朗だったオリックスの外野手は、登録名を「イチロー」に変更し、毎試合のように安打を量産していた。最終的に、この年のイチローは、日本プロ野球史上で初めて年間200本安打を放ち、スーパースターへの道を駆け上がっていった。
一方、東北の牧歌的な田園都市でノビノビと育った大谷が、プロ入り以来、これまでの常識を越える超ハイレベルの「二刀流」として、日米両球界の話題をさらっていることは、今さら説明の余地はないだろう。
そんな2人が、同じメジャーの舞台で出会う機会が近づいてきた。
開幕後の1カ月間こそ両チームの対戦がなかったものの、5月4日(日本時間5日)からのシアトル3連戦で初めて同じグラウンドに立つことになる。もっとも、大谷が4月24日のアストロズ戦に先発したことからも、ローテーション通りであれば、マリナーズ戦で登板する可能性は低いとみられている。
ただ、イチローが打席に立ち、大谷が18.44m離れたマウンドで向き合う機会は、この先、数多く残されている。
<今季の「マリナーズ-エンゼルス戦」>
6月11日~13日(シアトル)
7月3日 ~ 5日(シアトル)
7月10日~12日(アナハイム)
7月27日~29日(アナハイム)
9月13日~16日(アナハイム=4連戦)