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部活から飛び出した女子がNCAAに!?
池松ほのか、米国バスケ武者修行。
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYoko Miyaji
posted2018/04/23 10:30
ロバートモリス大でプレーしている池松ほのか。日本人だけでなく、欧州出身選手も多い、多国籍なチームである。
厳しく、苦しかったけど、「楽しかった」が一番!
「アメリカでの試合は初めてだったから、すべてが新鮮だった。厳しかったし、苦しかったりしたけれど、楽しかったが一番ですかね。
慣れてくると、ポイントガードとしても少しは話せるようになった。
あとは自分のフィジカルのなさを学んだり、自分のできることとできないことを見つけることができたと思います」
シーズンが終わった後に、アメリカの大学バスケットボールの現実を見せつけられる出来事があった。
NECトーナメントで敗れた相手、セント・フランシス大が、NCAAトーナメント1回戦で、女子大学バスケ界最高峰のコネチカット大と対戦し、52対140と、歴史的な大差で敗れたのだ。
「びっくりしました。そこに負けた自分たちは何なんだ、という感じでした」と池松。
「でも、そういうところと対戦できる可能性もゼロではないっていうことは、何か嬉しかったです」
苦しさ、厳しさのなかにやりがいがあり、楽しさがある。開幕戦で感じたようなワクワクする気持ちで、来シーズンを心待ちにしている。
(『宮地陽子のGO FOR 2020 ~海外日本人選手奮闘記~』より(c)B.MARKETING)